飲食店をしていると、よくあるのが“味のアドバイス”。
「もう少し濃い方がいい」
「もっとインパクト欲しい」
「自分ならこうする」
もちろん、お客さんの感想は大事です。
でも、自分はここに少し危険さも感じています。
なぜなら、飲食店は“味だけ”で成り立っていないから。
例えば、
・価格
・満足感
・見た目
・提供スピード
・SNS映え
・入りやすさ
・リピート理由
・接客
・商品名
・メニュー導線
こういう全部が組み合わさって、初めて「売れる店」になります。
でも味の話だけをする人は、そこを見ていない事が多い。
実際、めちゃくちゃ美味しいのに潰れる店って山ほどあります。
逆に、「そこまで特別美味しい訳じゃないのに流行ってる店」も存在する。
これってつまり、“美味しい=繁盛”ではないって事。
特に危険なのが、アドバイスを全部真に受ける事です。
1人が「薄い」と言えば濃くする。
別の人が「重い」と言えば軽くする。
それを繰り返していくと、店の軸が消える。
結果、“誰にも刺さらない店”になります。
本当に大事なのは、
「誰に向けた商品なのか」。
全員に好かれる味なんて存在しません。
だから必要なのは、評論家みたいな意見を集める事じゃなく、
“自分の店の強み”を理解する事。
自分達は何を売りたいのか。
どんなお客さんに来て欲しいのか。
そこが決まると、味の方向性もブレなくなる。
飲食店は、料理だけの仕事じゃない。
“体験”を設計する仕事。
だから自分は、味だけを見るより、
「この店はなぜ選ばれるのか」を考える方が大事だと思っています。

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