固定費を下げることが、経営を強くする

売上を伸ばすことばかり考えていると、意外と見落としがちなのが「固定費」です。しかし、経営が苦しくなった時に最も効果が出やすいのは、売上アップよりも固定費の見直しだったりします。

例えば、毎月3万円の固定費を削減できれば、それは毎月3万円利益が増えるのと同じことです。しかも一度見直せば、その効果は毎月積み重なっていきます。年間では36万円もの差になります。

固定費には、家賃、リース料、サブスクリプション、通信費、決済手数料、保守契約など、毎月当たり前のように支払っているものがたくさんあります。「昔から使っているから」「解約が面倒だから」という理由だけで払い続けているものはないでしょうか。

私自身も経営をしていて、売上が思うように伸びない時期に固定費を徹底的に洗い出しました。契約内容を確認し、本当に必要なものだけを残す。すると毎月の支払いが減るだけでなく、精神的な余裕まで生まれました。

固定費を下げる時に大切なのは、「安ければ良い」という考えではありません。その費用が利益を生み出しているのか、それともただ支払っているだけなのかを判断することです。利益につながる投資は残し、役目を終えたものは勇気を持って手放す。その判断が経営を大きく変えていきます。

経営は売上だけで成り立つものではありません。利益を残し、長く続けることが何より大切です。そのためには、定期的に固定費を見直す習慣を持つことをおすすめします。

「売上を100万円増やす」のは簡単ではありません。しかし、「毎月5万円の固定費を下げる」ことなら、意外と実現できる場合があります。経営が苦しい時ほど新しいことを始めたくなりますが、その前に一度、自社の固定費を見直してみてください。未来の利益は、新しい売上だけでなく、今ある支出を減らすことからも生まれるはずです。

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